JICA海外協力隊を目指す方へ

帰国報告会

NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊が任期を終えて帰国した際、その活動を広く知っていただくために帰国報告会を開催しています。 JICA海外協力隊を目指している方はもちろん、派遣された国々に興味をお持ちの方や発表者の活動分野/職種に関心をお持ちの方もぜひご参加ください。

2024年度下期 JICA海外協力隊帰国報告会を開催します

開催概要

日時:2025年1月25日(土)10:30~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
後援:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
会費:無料(どなたでも自由に参加できます)

※事前申込が必要です(下記参加申込手順参照)※
    会場参加は定員になるまで先着順
※参加申込手順※(締切 1月24日(金)17:00)
 参加希望者は締切までに次のURLから申込フォームへ接続し、必要項目を入力のうえ送信してください。

   https://forms.gle/EUGwnZvytov3VWY99

発表プログラム

発表者派遣国職種活動概要
10:30~17:00
開会挨拶
うちやまきよみ
内山 聖未
タンザニア、スーダン日本語教育JICA海外協力隊として、トンガでの中等教育、タンザニアでは国内初の大学での日本語講座の立ち上げ、セネガルとスーダンでは大学での日本語教育に携わりました。この帰国報告会では主にスーダンとタンザニアでの活動を報告いたします。
みやじひろあき
宮道 宏彰
タイコンピュータ技術私の任地は、王立の中高一貫、男女共学、全寮制の学校です。設備・環境も十分整っており、自分で個別テーマを設定し、生徒たちにプレゼンを実施するというコンピュータ技術とは関係のない活動を実施しました。そのような中で感じたこと、モチベーションの推移についてお話したいと思っています。
はるた
春田 かほる
ブラジル小学校教育サンパウロ市にある学園で小学生を中心に日本文化の紹介と国際理解教育を行いました。子ども達が楽しみながら学ぶことができるように考え、授業を工夫しました。また、音楽、図工等では日本の学校の学びを紹介しました。
にしむらせいしろう
西村 清志郎
カンボジア観光カンボジア観光用広報マーケティング部に派遣されました。対日本マーケットに対し、様々な広報活動を約25名のカンボジア人チームで行いました。現在はその実績から、カンボジア観光省にてアドバイザーとして所属し、継続して業務を行っています。
ささだみちこ
笹田 美知子
マレーシア教員文科省シニア派遣教員として、ジョホール日本人学校で実践したことを報告します。また、その中で交流した現地校の子供たちやインターナショナルスクールに通う日本人の様子も、日本人学校からの視点で考察しました。
いずみあさ
泉 安佐
ベトナム日本語教育ベトナムの大学で日本語教育に携わりました。活動2年目に入ろうとした頃、コロナ禍で急きょ帰国を余儀なくされ、約1年間、日本からリモート授業を続けました。不慣れなオンライン授業に戸惑いながらも、そこから得た貴重な経験をお話しできたらと思います。
みやもとあきお
宮本 晶夫
モンゴル、カンボジア下水道施設管理JICA海外協力隊としてモンゴルで2年及びカンボジアで2年、どちらも下水道施設の維持管理に関する活動報告です。活動を終え帰国してからは、派遣国等との交流や関係の継続についての活動をお話致します
講評/閉会挨拶 懇親会

開催案内

帰国報告会の詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

帰国報告会開催案内

2024年度上期 JICA海外協力隊帰国報告会を開催しました

開催概要

日時:2024年6月15日(土)10:00~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
共催:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
会費:無料(どなたでも自由に参加できます)

6月15日(土)に2024年上期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には28名、リモートで全国/海外から60名、合わせて88名という多くの皆様に参加していただきました。今回は9名の皆様より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。

参加者からのコメント


◆分かりやすく聴きやすく、とても素晴らしい発表でした。現在のご活躍にもとても刺激を受け、またお会いできる日を夢見て、私も頑張りたいなぁと思った所存です。主催者の皆さま、企画、運営、そして貴重な機会をありがとうございました。
◆近くのマーシャル諸島での日本語教育に派遣予定でとても参考になりました。日本語及び日本文化に親しむことで日本を近い国と認識することを日本語学習者から他の生徒・家族・地域の方々に広げている活動を具体的の紹介いただいて、自分もやってみようと思います。文通についてはメールの方が簡単かと思いましたが、物としての手紙をやり取りすることが重要なことに気づかせていただきました。
◆自分は何を残したのか?それを今後も継続できる仕組みにしたのか?実際に今も続いていて有効なのか?が、あまり問われていないので、少し気が楽になりました。
◆ 現地での要請に、自分の専門外の風力と太陽光のハイブリッド方式の構築を依頼され、50人もの知人に協力依頼。その中で九州大学での風力発電に巡り合い、見事、要請に応えられたのは、素晴らしいの一言です。
◆学生が日本語を勉強しても、日本への留学や就職の可能性はほとんどない中で、いまや世界中で大人気のジブリ作品などのアニメを見せるという活動は素晴らしいと思いました。日本語を学んでよかった、あるいはこれからも学び続けたいというモチベーションになるかもしれません。日本の本国との文通を試行錯誤を経て現地日本人との文通に切り替えたのは、タイムリーな切り替えであったと思います。文通相手が同じ国内で生活していると思うとわくわく感が増すと思います。
◆障害児者支援  障害児に寄り添い、その子供への創意工夫された支援は立派でした。
◆5S活動は単なるお掃除運動と思われがちですが、現地の方々に価値を理解いただき、未整理・未登録だったコレクションの清流化が実現できたことはすばらしい成果であったと思います。館長にはしごをはずされた話は興味深かったです。何から何まで根回し稟議のやり方では活動も前には進まないと思いますし、たまには梯子を外されて「ありゃ」と思い楽しむのも良い経験かなと思いました。
◆カンボジアでの報告は、英語教師でありながら音楽活動ということで、異国語を使っての活動のご苦労を感じた。
しかし、現職派遣ということで、帰国後の復職した学校で将来ある生徒に対して長期にわたり、活動経験を伝授(夢を与えることが)できることはすばらしいことではないかと思った。
◆成長にあった支援が必要と考え、年長、年中、年少にクラス分けをしたとののことですが、これまでのやり方を変え実行するには、現地のパートナーとのコンセンサスが不可欠であり実行出来たことはすばらしいと思います。気軽に体罰を加える習慣に対しても、文化の違いで終わらせずはっきりノーを言えたことは素晴らしかったです。
◆JICAでの活動のエキスパートであるとともに問題解決の達人であると感じました。
パーティーにダンスにすっかり現地の楽しみに浸ることができたのも、素晴らしいコミュニケーション能力と語学の達人であったからだと思います。あせらず、あきらめず、あなどらず・・・ですね。
◆ 新卒内定取り消しから地元酒屋でのフォークリフト運転からJICAボランティアへ・・・ここまでも十分波乱の人生だったにもかかわらず、エコバックの商品化の課題に直面し、バナナ布ナプキンに飛び込み一時帰国のショック。任地でも波乱のボランティア生活でしたね。 多くの困難に直面されたからこそ、人にやさしく出来るのでしょうし、他人の痛みや状況を深く理解できる方に、より成長されたことと拝聞致します。
◆皆さんの熱意溢れるご報告が聞けて、応募の後押しとなりました。赴任後の生活や活動のイメージが明確になり、とても有り難く思いました。
◆皆様の大変なご努力で、素晴らしいチームワークで今回も和気あいあいの良い報告会でした。やはり、一人一人の海外での活動体験は宝物だと思います。多少のプレゼン力の上手下手はあっても、胸を撃たれます。やはり若い方々の報告はみずみずしく、聞いてていても頼もしく思われます。

発表者からのコメント


◆各発表者には、所定の時間を守ってもらうようきちんと指示され、円滑に進行できたと思います。私は、ズームでの報告が初めてであり、うろうろして全体の進行にご迷惑をおかけするのではと心配でしたが、リハーサルのリハーサルをしていただいたり、本番でも適正に誘導いただきありがとうございました。
◆午前・午後の部に分けて、1人30分(発表25分、質疑応答5分)の持ち時間での進行であったので、全体として比較的スムーズに実施できたと思う。発表者にも終盤に残りの制限時間の合図(タイムキーパー)があったので、なるべく時間内に終えるように話をまとめた。1人30分の時間割当は、ちょうど良いと感じた。
◆オンラインでの発表であったが、大きな通信上のトラブルなく、パワーポイントでの画像展開によって話を進められて良かった。通信担当のご尽力によるものと感謝している。
◆オンラインで発表する方にも「残り5分」など書かれた紙を見てもらい時間を意識してもらうとなおよかったように思います。発表者の方に「どなたのPCに紙が表示されるのでそちらで時間を意識しながら発表をお願いします」とするなど。
◆時間配分が発表25分、質疑応答が5分となっています。発表を15分、質疑応答を5分とされてはいかがでしょうか。発表時間25分は集中力を持って聞くには長く感じましたし、発表する方にとっても内容を絞り切れず総花的になってしまいました。印象に残るには15分でポイントをしぼった方が効果的だと感じました。
◆リハーサルが2時間ほどありましたが、自分の発表の直前のログインでもよい気がしました。または、自分の発表以外は画面オフでもよいと指示があると良いと思いました。
◆当日の時間の縛りが長く感じたので、発表ブロックの直前の休憩時間に来る、という形でもよいかと思いました。(準備の関係でより早めに来た方がよいのは分かります)
◆自身で測っていたストップウォッチと運営側のストップウォッチにズレがあったように感じました。お互い同じ時計を見ながらあと何分か確認できるとやりやすいかなと思いました。

発表者

宇佐美 恵さん
ケニア

西條 智香さん
ケニア

藤原 健一さん
コロンビア

越川 彩さん
ベトナム

上山 佳彦さん
ラオス

太田 智美さん
ルワンダ

宮本 晶夫さん
モンゴル/カンボジア

辻村 靖子さん
カンボジア

講評:JICA東京
      浅見課長

発表プログラム

発表者派遣国職種活動概要
10:00~17:00
開会挨拶
うさみめぐみ
宇佐美 恵
ケニア青少年活動軽犯罪を犯した子ども、元ストリートチルドレン、親の養育が十分ではない子どもたちが収容されているケニアにある更生学校で図工の授業を担当し、最終的には子どもたちの作品展を開催しました。
かいどうゆか
海藤 優花
トンガ日本語教育中高一貫校の学校で、高学年のクラスを担当し、2年目からは教員養成学校のクラスも追加で担当しました。進学や就職に関係のない日本語を学ぶ学生たちに、日本人と関わる機会をたくさん提供するよう努めました。
さいじょうともか
西條 智香
ケニア青少年活動2021年3月から2年間、ケニアの児童施設で活動をしました(対象:0歳〜就学前)。日本の児童一時保護施設と同じ機能をもちますが、そこで生活する子どもたちの背景は様々であり、保護する緊急度の日本との違いに驚きました。そして、幼児教育、情操教育の大切さも再認識しました。ケニアでの気付きについてお話しさせていただきます。
ふじわらけんいち
藤原 健一
コロンビア再生可能・省エネルギーコロンビアの教育機関で、太陽光と風力のハイブリッド方式発電のプロジェクトを支援しました。風力発電は日本の大学から情報を得て従来比2~3倍高効率のレンズ風車を試作しました。その他の活動や生活の様子も紹介します。
こしかわさい
越川 彩
ベトナム障害児者支援ベトナム中部の特別支援学校で現地教員向けの研修会を開いたり子どもたちへ授業を行ったりしていました。現地の特別支援教育の現状も交えながらお話しします。
うえやまよしひこ
上山 佳彦
ラオス学芸員ラオス国立博物館で学芸員として、収蔵品の整理や広報、来館者への解説などの支援をしました。ラオスの人たちとの触れ合い、歴史・文化・自然なども含めてシニア隊員の私が感じたエピソードを中心にお話します。
おおたともみ
太田 智美
ルワンダコミュニティ開発ルワンダの東部にあるンゴマ郡で、テーラーさん達と一緒にエコバッグ を制作、販売したり、近隣の学校の女生徒を対象に布ナプキンを寄付したり しました。
みやもとあきお
宮本 晶夫
モンゴル/
カンボジア
下水道施設管理ウランバートル市及びシェムリアップ市に整備されている下水道施設の維持管理について、処理水がきれいになっていない原因の調査や水質向上のための方策、施設の延命化等を助言しました。
つじむらやすこ
辻村 靖子
カンボジア青少年活動
(音楽教育)
現職教諭派遣として、カンボジアの小中学校で鍵盤ハーモニカを用いた音楽教育の普及活動を行いました。帰国後1年9ヶ月間、現地で生活・勤務した学びをどう現場で活かせているか、お話しします。
講評/閉会挨拶
懇親会

発表者を囲んで記念撮影

帰国時オリエンテーション

NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊として開発途上国で活動を終えて帰国された方々が 「任地での経験を活かすような社会生活を送って頂きたい」とのメッセージを込めて帰国時オリエンテーションをおこなっています。
概要は以下のとおりです。

場所: JICA地球ひろば(東京・市ヶ谷)
時期: 帰国時、年3回程度
主な内容:
帰国後の生活についてのアドバイス
– 長期に亘り住んでいる地域と密着した社会還元活動をされてはどうか
– 社会還元活動の実例
– NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会の活動内容と実例

協力隊まつり

協力隊まつり2024が開催されました

4月20日、21日の2日間、協力隊まつり2024が開催されました。

JICA地球ひろば(市ヶ谷)の来場者は昨年とほぼ同じでした。当会はJICA地球ひろばに出展し、JICA海外協力隊(シニアボランティア)の応募相談、一般向けの国際理解のクイズなどを行いました。

日時

2024年4月20日(土)、21日(日)   10:00~17:00

会場

JICA地球ひろば(市ヶ谷)およびオンライン(Zoom)

主催

協力隊まつり実行委員会

共催

独立行政法人国際協力機構(JICA)

後援

外務省 新宿区、新宿区教育委員会 青年海外協力協会、協力隊を育てる会、

協力隊まつり2024
来場者数/出展団体数/協力隊まつりHPアクセス数

協力隊の応募相談やクイズで交流(4月20日)

協力隊の応募相談(4月20日)

来場者とクイズで交流(4月21日)

来場者とクイズで交流(4月21日)

協力隊まつり2023 が開催されました

協力隊まつり2023がJICA地球ひろば、及びオンラインで開催されました

協力隊まつり2023が開催されました。JICA地球ひろば(市ヶ谷)の来場者は昨年と比べ2倍以上に増えましたが、コロナ前と比べるとまだ半分程度に留まっています。
当会はJICA地球ひろばに出展し、JICA海外協力隊(シニアボランティア)の応募相談、一般向けの国際理解のクイズなどを行いました。

日時

2023年4月22日(土)、23日(日)   10:00~17:00

会場

JICA地球ひろば(市ヶ谷)およびオンライン(Zoom)

主催

協力隊まつり実行委員会

共催

独立行政法人国際協力機構(JICA)

後援

青年海外協力協会、協力隊を育てる会、新宿区、新宿区教育委員会

協力隊まつりホームページ https://jocvmatsuri.online/

協力隊の応募相談や子供たちとクイズで交流(4月22日)

来場者とクイズで交流(4月23日)

当会ブースの説明員スタッフ(4月22日)