国際協力に関心がある方へ

体験発表会

JICA(独立行政法人 国際協力機構)は開発途上国の発展を支援するため、実務の経験と知識を持った人達を「JICA海外協力隊」
として派遣しています。この人達は海外旅行などでの体験とは違った、海外協力隊ならではの様々な体験をしてきています。
赴任国で体験した、生活、文化、人々との触れ合い、苦労、喜び、伝えたいメッセージなどを熱く語っていただきます。

主な内容

◆主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会  ◆後援:JICA横浜
◆日時:毎月第3水曜日  15:00~16:45
    3月のみ3月21日(木)15:00~16:45に行います(3月20日(水)が祝日のため)
◆タイトル:シニアの挑戦!! 国際協力の現場を語る
◆会場:JICA横浜 4Fセミナールーム+Web会議室(Zoom)
    または横浜市消費生活総合センター  https://www.yokohama-consumer.or.jp/info/index.html
    3月、4月は横浜市消費生活総合センターで開催します

◆会費:無料
 どなたでも自由に参加でき同時にZoomによるWeb会議も実施しますのでこちらへも参加できます。

会員以外の方でWeb会議への参加希望者は、
1.氏名 2.メールアドレス  3.「体験発表会参加希望」を明記の上、以下へメールをお送りください。
メール宛先:info@jicasvob.com   Web会議に参加するための招待メールをお送りします。   

発表プログラム

赴任国/講演者タイトルと講演概要
アチュアル族のこどもたち
第217回
2月21日
(水)

エクアドル
(鈴木 核)
「アチュアル族の叡智に触れる旅」

エクアドルの熱帯雨林に暮らすアチュアル族は、お金を用いず自然と共に暮らしてきた先住民で、豊かな文化、智慧を保持しています。そんな人々を訪問し、自然の豊かさ、彼らの文化・考え方に触れることで、地球温暖化や、貧富の差、差別問題など、多くの課題を抱える現代社会に暮らす私たちの生き方の新たな可能性を探求する旅を主催しました。どんな体験をしてきたか、ご報告したいと思います。
第218回
3月21日
(木)

コスタリカ
(白石 アレマン)

「自然の楽園の国コスタリカ」

コスタリカは中央アメリカ南部に位置する国家。日本の四国と九州を合わせた面積と同じぐらいの広さです。また、日本と同様に火山,地震国でもあり,国土の42%が農牧地で,38%が熱帯雨林というコスタリカは,豊かな自然環境・生態系に恵まれてます。コスタリカでの活動について、プンタレナス技術専門学校において、日本の技術と文化に憧れ学習意欲旺盛な学生たちに情報通信の教育活動を報告するとともに休暇を利用した国内外の旅行を報告します。
第219回
4月17日
(水)

ヨルダン
(森岡 潔)

「イスラムと砂漠の国ヨルダン」

ヨルダンは国民の9割以上がムスリムであり、国土の8割が砂漠という日本とはあらゆる面で対極にある文化や自然環境を持った国である。ひたすらアッラーの教えに従って生き、来世には天国での幸福を願う人々との交流を通じて、同じ人間なのにこれほど考え方が違うものかという驚きを感じた。そんなヨルダンの技術専門学校において、教師や生徒たちに行ったマイコンを活用した物づくりの指導を報告するとともに休暇を利用した国内外の旅の模様を報告する。

第220回
5月15日
(水)

ボリビア
(飯渕 一樹)


「ボリビアでの環境教育活動とその後」

2014年から協力隊員として南米ボリビアに赴任し、ゴミ分別の指導や廃棄物行政の支援といった環境教育に2年間携わりました。南米最貧国と評されるボリビアで、その中でも特に辺鄙な山間の町でのボランティア活動でしたが、同僚の市役所職員など真剣に環境問題への対策を考えている人もいることは新鮮な驚きでした。当時の町の様子や活動の概要、特に力を入れた取組みとその顛末について紹介したいと思います。
民族服着用週間
第221回
6月19日
(水)

チリ・パキスタン・
モンゴル
(横溝 清子)

「3か国での日本語教育分野の活動」

2004年から2005年まで南米チリのバルデビアで、2006年から2009年までパキスタンのカラチで、そして2010年から2012年までモンゴルのウランバートルで日本語教育の分野でSVの活動をして来ました。どの国でも主な活動は現地の日本語教師に日本語教授法や教室活動の指導をすることでしたが、教材作成や弁論大会の指導などもしました。3か国での活動を中心に、それぞれの国で体験したことをお話したいと思います。

体験発表会開催案内

体験発表会の概要はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

体験発表会開催案内

ウクライナ支援チャリティーイベント

ウクライナ支援チャリティーイベントを開催しました!

◆皆様のご協力のおかげで素晴らしいイベントになりました

7月23日(土)にJICA横浜の体育館において「ウクライナ支援チャリティーイベント」を開催しました。当日は猛暑にも関わらず定員に近い約60名の皆様に参加していただきました。

第1部では日本ウクライナ友好協会のオクサーナさんによるウクライナの歴史・文化の紹介が行われました。今まであまり知らなかったウクライナの歴史・文化がよく分かるとともに、オクサーナさんの母国への思いが良く伝わる素晴らしい講演に多くの参加者は深い感銘を受けていました。

第2部ではウクライナから大変な困難を乗り越えて日本へ避難され、現在は茅ヶ崎在住のオルハさんの避難の状況を伝えていただきました。そして、その避難をマッチングアプリを開発することによりインターネット経由で実行した茅ヶ崎在住の早稲田大学教授ダニエルさんのアイディアと実行力、ウクライナの人々を思う気持ちに感動しました。日本生まれのウクライナの少女ベロニカさんが飛び入りでウクライナの国歌をリコーダーで演奏し、みんなで歌ったことや在日ウクライナ大使館の経済局長のお話しもいただき、チャリティーイベントは成功裡に終了しました。多くの寄付金も集まりましたので、日本ウクライナ友好協会を通じてウクライナの人々の支援に使わせていただきます。

この会場を提供していただいたJICA横浜、ウクライナの子ども達の絵を展示していただいた「あーすぷらざ」、会場での展示を手伝っていただいたかながわJOCVの皆様。そして当日の参加者の皆様。ありがとうございました。

講演者

オクサーナ・ピクスノーワさん

オクサーナさんとリコーダー演奏のベロニカさん

オルハ・ティーシェンコさん

ダニエル・ドーランさん

在日ウクライナ大使館 経済局長とオクサーナさん

英語通訳の経澤理事と講演するダニエルさん

ウクライナ語の通訳の真鍋さん

司会の中澤副理事長

講演内容(動画)

ウクライナ支援チャリティーイベントの第1部、第2部の講演動画を以下のYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。

講演者を囲んで記念撮影

ウクライナ支援チャリティーイベント開催案内

ウクライナ支援チャリティーイベントの詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

ウクライナ支援チャリティーイベント開催案内

SDGsよこはまCITY

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントが開催されました

「SDGsよこはまCITY」はICTを活用した、未来志向で、より持続的なアプローチにより横浜・神奈川のSDGs・国際協力・多文化共生を推進させるための新しい時代のプログラムです。
イベントの詳細は主催者のサイトhttp://sdgs-yokohama-city.orgを参照してください。

シニアボランティア経験を活かす会は以下のプログラムで講演会を開催しました

◆日時:2023年2月18日(土)10:00~12:10
◆テーマ:「シニアの挑戦!! 国際協力の現場を語る(JICA海外協力隊の体験をSDGsの観点から考える)」
◆会費:無料
◆会議方式:リモート会議(Zoom使用)

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントでSV会は小山季廣会員と森啓子会員による講演会を開催しました。司会は垣内美恵子会員です。小山会員はトルコの三笠宮記念庭園での樹勢の回復と植樹のための堆肥作りの指導を行いました。トルコは世界屈指の親日国であり、緩やかなイスラム教の国です。イスラム教の犠牲祭の様子や三笠宮記念庭園についての紹介、記念庭園に隣接している考古学研究所による遺跡の発掘などの紹介の後、堆肥作りについてSDGsの観点から発表が行われました。樹木が育たない原因は土地に肥料分がないためであり、堆肥を作る文化の無いトルコでの堆肥作りは困難を極め、失敗を繰り返しました。その後、トルコの現場の人たちと知恵を出し合い、堆肥作りに成功、トルコに無かった発酵技術の移転ができたとのことでした。「SDGs15 陸の豊かさも守ろう」、「SDGs17 パートナーシップで目標を達成しよう」の2項目において持続可能な社会づくりに貢献され現地の人々から感謝されましたと発表を締めくくられました。

次に森啓子会員による「イスラムと女性たち~パキスタン~」についての発表がありました。森会員はパキスタンに生け花の指導で派遣されましたが、当時のパキスタンには花器すらないという状況で、それを作ってもらうための職人探しからスタートしました。苦労をして花器や剣山ができ上がり、カレッジや大学で生け花教室を立ち上げ指導を行いました。終了後にテストを行い、全員合格後、修了証をあげたところすごく喜ばれたとのこと、日本人に会うのは初めてということで涙を流して感動してくれたこと、職業訓練校に配属された隊員の依頼により、生け花教室の立ち上げを手伝うことができ嬉しかったこと、植物公園でのフラワーフェスティバルに参加し、教室の生徒が作品を作り表彰されたことなどを思い出として語られました。ボランティア活動を通して、自分が学ばせていただいた、忘れていた昔懐かしい「心」に触れることができた、女性を大切にしている国だったとの感想を述べられました。

小山会員、森会員ともに、日本とはまるで文化の異なる国で多くの困難を乗り越えてSDGsに繋がる成果を上げそれぞれの国から感謝されたことに対して、聴講者からはもっと市民にこのような素晴らしい活動を紹介していただきたいとの励ましの言葉をいただきました。垣内会員の司会進行はとてもスムーズで温かい雰囲気で進められ、SDGsや国際協力の大切さについての理解を深める良い機会となりました。

講演会プログラム

講演内容(動画)

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントの講演内容を以下のYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。
「SDGsよこはまCITY冬」イベントの講演

「SDGsよこはまCITY冬」講演会開催案内

「SDGsよこはまCITY冬」の講演会概要はこちらの開催案内をご覧ください。
「SDGsよこはまCITY冬」講演会開催案内