国際協力に関心がある方へ

体験発表会

JICA(独立行政法人 国際協力機構)は開発途上国の発展を支援するため、実務の経験と知識を持った人達を「JICA海外協力隊」
として派遣しています。この人達は海外旅行などでの体験とは違った、海外協力隊ならではの様々な体験をしてきています。
赴任国で体験した、生活、文化、人々との触れ合い、苦労、喜び、伝えたいメッセージなどを熱く語っていただきます。

主な内容

◆主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会  ◆後援:JICA横浜
◆日時:毎月第3水曜日  15:00~16:45
◆タイトル:シニアの挑戦!! 国際協力の現場を語る
◆会場:JICA横浜 4Fセミナールーム+Web会議室(Zoom)    
◆会費:無料

 どなたでも自由に参加でき同時にZoomによるWeb会議も実施しますのでこちらへも参加できます。
会員以外の方でWeb会議への参加希望者は、
1.氏名 2.メールアドレス  3.「体験発表会参加希望」を明記の上、以下へメールをお送りください。
メール宛先:info@jicasvob.com   Web会議に参加するための招待メールをお送りします。   

発表プログラム

赴任国/講演者タイトルと講演概要
第209回
6月21日
(水)
パラグアイ
(松村 妙子)
「パラグアイの日本語教育の未来」
パラグアイとアルゼンチンとの国境の街エンカルナシオンは、戦後集団移住の玄関口でした。その街の日本語学校に学ぶ子供達は日本語を話す機会がほとんどありません。子供達にどんな日本語が必要? どんな学校が必要?
現地の先生方や移住の歴史の長いペルー、ブラジルの事例に学び、エンカルナシオン日本語学校の将来像を提案しました。この経験を活かして川崎市の小学校で外国に繋がる児童の日本語支援を行っております。
第210回
7月19日
(水)
パラオ
(島田 正登)
「パラオに於ける不発弾処理について」
「ERW」という言葉をご存じでしょうか?Explosive Remnant of Warの略で「爆発性戦争残存物」と訳します。戦争で使用され不発だった爆発物(所謂「不発弾」)及び使用されずに遺棄又は放置された爆発物の総称です。南国の楽園にしてダイビングのメッカとして有名なパラオで、太平洋戦争の遺物であるERWの処理にNGO活動として3年間たずさわった経験を紹介します。
第211回
8月16日
(水)
中 国
(宮嵜 泰樹)
「中華人民共和国に於ける駐在武官の勤務について」
北京で駐在武官を3年実施しました。当時中国には99ヶ国、約300人ほどの軍人が駐在武官として世界各国から派遣されていました。その役割は国によって異なり、親善、武器輸出入、安全保障上の情報収集等さまざまでした。私も中国の軍人達や各国の武官達と日々接して、日本では体験できない厳しい軍事情報の世界を垣間見ることができました。その世界の状況に関して語れる範囲でお話ししたいと思います。
第212回
9月20日
(水)
世界各国
(岩田 高明)
「海の架け橋-日本国練習艦隊」
林子平が海国兵談を著し、「江戸の日本橋より唐・阿蘭陀迄、境なしの水路」
である海を守るべきことを説いたのは江戸中期のことです。それから二百年以上が経ちますが我が国にとって海防の重要性はいささかも変わりません。海を守る任務に就く海上自衛隊は、毎年練習艦隊を派遣して世界の人々と交流することにより、平和の架け橋を創ろうとしています。その概要についてお話しします。
第213回
10月18日
(水)
インド・東部ニューギニア
(金井 泉寿)
「戦没者遺骨収集活動について」
海外戦没者(沖縄、硫黄島含む)は240万人にのぼります。令和3年度末時点で未収用の御遺骨約112万柱のうち、約30万柱が沈没した艦船の御遺骨で、約23万柱が相手国・地域の事情により収容困難な状況にあります。これらを除く59万柱の御遺骨を中心に、海外公文書館からの情報や戦友等からの情報を元に、埋葬場所を推定し、現地調査や遺骨収集を推進しています。東部ニューギニアとインドのインパールにて活動したお話をします。

体験発表会開催案内

体験発表会の概要はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

体験発表会開催案内

ウクライナ支援チャリティーイベント

ウクライナ支援チャリティーイベントを開催しました!

◆皆様のご協力のおかげで素晴らしいイベントになりました

7月23日(土)にJICA横浜の体育館において「ウクライナ支援チャリティーイベント」を開催しました。当日は猛暑にも関わらず定員に近い約60名の皆様に参加していただきました。

第1部では日本ウクライナ友好協会のオクサーナさんによるウクライナの歴史・文化の紹介が行われました。今まであまり知らなかったウクライナの歴史・文化がよく分かるとともに、オクサーナさんの母国への思いが良く伝わる素晴らしい講演に多くの参加者は深い感銘を受けていました。

第2部ではウクライナから大変な困難を乗り越えて日本へ避難され、現在は茅ヶ崎在住のオルハさんの避難の状況を伝えていただきました。そして、その避難をマッチングアプリを開発することによりインターネット経由で実行した茅ヶ崎在住の早稲田大学教授ダニエルさんのアイディアと実行力、ウクライナの人々を思う気持ちに感動しました。日本生まれのウクライナの少女ベロニカさんが飛び入りでウクライナの国歌をリコーダーで演奏し、みんなで歌ったことや在日ウクライナ大使館の経済局長のお話しもいただき、チャリティーイベントは成功裡に終了しました。多くの寄付金も集まりましたので、日本ウクライナ友好協会を通じてウクライナの人々の支援に使わせていただきます。

この会場を提供していただいたJICA横浜、ウクライナの子ども達の絵を展示していただいた「あーすぷらざ」、会場での展示を手伝っていただいたかながわJOCVの皆様。そして当日の参加者の皆様。ありがとうございました。

講演者

オクサーナ・ピクスノーワさん

オクサーナさんとリコーダー演奏のベロニカさん

オルハ・ティーシェンコさん

ダニエル・ドーランさん

在日ウクライナ大使館 経済局長とオクサーナさん

英語通訳の経澤理事と講演するダニエルさん

ウクライナ語の通訳の真鍋さん

司会の中澤副理事長

講演内容(動画)

ウクライナ支援チャリティーイベントの第1部、第2部の講演動画を以下のYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。

講演者を囲んで記念撮影

ウクライナ支援チャリティーイベント開催案内

ウクライナ支援チャリティーイベントの詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

ウクライナ支援チャリティーイベント開催案内

グローバルフェスタ

グローバルフェスタ JAPAN 2021が開催されました

開催テーマ

「多様性あふれる世界~思い描く未来を語ろう~」

リアル(対面形式)とオンライン配信を両立させたハイブリッド形式

今回は新型コロナ感染症の拡大を踏まえ、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催されました。当会は以下のように教育職業訓練分野のオンラインブースに出展し、主催者サイトのトップページからのリンクにより当会のサイトを訪れていただき、会の活動内容に触れていただきました。

リアル会場は東京国際フォーラムで、ミルクボーイなどの人気芸能人も参加し、会場の雰囲気を盛り上げてくれました。リアル会場、オンライン会場、合わせて1万人以上が参加される大盛況となり、国際協力の現状や必要性などについての理解と認識を深めてもらえたことと思います。

グローバルフェスタJAPAN2021のパンフレット

SDGsよこはまCITY

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントが開催されました

「SDGsよこはまCITY」はICTを活用した、未来志向で、より持続的なアプローチにより横浜・神奈川のSDGs・国際協力・多文化共生を推進させるための新しい時代のプログラムです。
イベントの詳細は主催者のサイトhttp://sdgs-yokohama-city.orgを参照してください。

シニアボランティア経験を活かす会は以下のプログラムで講演会を開催しました

◆日時:2023年2月18日(土)10:00~12:10
◆テーマ:「シニアの挑戦!! 国際協力の現場を語る(JICA海外協力隊の体験をSDGsの観点から考える)」
◆会費:無料
◆会議方式:リモート会議(Zoom使用)

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントでSV会は小山季廣会員と森啓子会員による講演会を開催しました。司会は垣内美恵子会員です。小山会員はトルコの三笠宮記念庭園での樹勢の回復と植樹のための堆肥作りの指導を行いました。トルコは世界屈指の親日国であり、緩やかなイスラム教の国です。イスラム教の犠牲祭の様子や三笠宮記念庭園についての紹介、記念庭園に隣接している考古学研究所による遺跡の発掘などの紹介の後、堆肥作りについてSDGsの観点から発表が行われました。樹木が育たない原因は土地に肥料分がないためであり、堆肥を作る文化の無いトルコでの堆肥作りは困難を極め、失敗を繰り返しました。その後、トルコの現場の人たちと知恵を出し合い、堆肥作りに成功、トルコに無かった発酵技術の移転ができたとのことでした。「SDGs15 陸の豊かさも守ろう」、「SDGs17 パートナーシップで目標を達成しよう」の2項目において持続可能な社会づくりに貢献され現地の人々から感謝されましたと発表を締めくくられました。

次に森啓子会員による「イスラムと女性たち~パキスタン~」についての発表がありました。森会員はパキスタンに生け花の指導で派遣されましたが、当時のパキスタンには花器すらないという状況で、それを作ってもらうための職人探しからスタートしました。苦労をして花器や剣山ができ上がり、カレッジや大学で生け花教室を立ち上げ指導を行いました。終了後にテストを行い、全員合格後、修了証をあげたところすごく喜ばれたとのこと、日本人に会うのは初めてということで涙を流して感動してくれたこと、職業訓練校に配属された隊員の依頼により、生け花教室の立ち上げを手伝うことができ嬉しかったこと、植物公園でのフラワーフェスティバルに参加し、教室の生徒が作品を作り表彰されたことなどを思い出として語られました。ボランティア活動を通して、自分が学ばせていただいた、忘れていた昔懐かしい「心」に触れることができた、女性を大切にしている国だったとの感想を述べられました。

小山会員、森会員ともに、日本とはまるで文化の異なる国で多くの困難を乗り越えてSDGsに繋がる成果を上げそれぞれの国から感謝されたことに対して、聴講者からはもっと市民にこのような素晴らしい活動を紹介していただきたいとの励ましの言葉をいただきました。垣内会員の司会進行はとてもスムーズで温かい雰囲気で進められ、SDGsや国際協力の大切さについての理解を深める良い機会となりました。

講演会プログラム

講演内容(動画)

「SDGsよこはまCITY冬」のイベントの講演内容を以下のYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。
「SDGsよこはまCITY冬」イベントの講演

「SDGsよこはまCITY冬」講演会開催案内

「SDGsよこはまCITY冬」の講演会概要はこちらの開催案内をご覧ください。
「SDGsよこはまCITY冬」講演会開催案内

「SDGsよこはまCITY秋」のイベントが開催されました

「SDGsよこはまCITY」はICTを活用した、未来志向で、より持続的なアプローチにより横浜・神奈川のSDGs・国際協力・多文化共生を推進させるための新しい時代のプログラムです。

イベントの詳細は主催者のサイトhttp://sdgs-yokohama-city.orgを参照してください。

シニアボランティア経験を活かす会は以下のプログラムで講演会を開催しました

◆日時:2022年11月5日(土)10:00~12:10
◆テーマ:「シニアの挑戦!! 国際協力の現場を語る(JICA海外協力隊の体験をSDGsの観点から考える)」
◆会費:無料
◆会議方式:リモート会議(Zoom使用)

今回の講演会には会員16名、一般の方11名、計27名の皆様に参加していただきました。垣内美恵子会員の司会進行でスタートし、関憲三郎会員、伊藤明子会員が自身の海外ボランティア経験をSDGsの観点より分析し、SDGsの17のゴールのどの目標にどのように貢献できたかを熱く語っていただきました。関会員はパラグアイ、ペルーで、合計10年間に渡るメカトロニクスの技術指導を行ってきました。技術力が国力の源となる⇒したがって技術教育分野での教員のレベルアップが重要であるとの方針を立て、マイコンの自動制御技術を活用した様々な機器を教員や学生たちと共に、悩み、考え、協力して開発し、両国での技術力の向上に貢献されたことが良く伝わる講演内容でした。伊藤会員は「アンコールワットのSDGs]のタイトルで講演されました。内戦により都市と地方にあまりにも大きい教育格差があることに衝撃を受け、それを少しでも縮めるべく合計6年間の長きにわたりカンボジアの教育の向上に取り組まれました。またボランティアを終了した現在でもしばしばカンボジアを訪問し、教育界のために献身的な努力をされている事。戦争の悲惨さ、2度と戦争を起こしてはならないということを伝えるため、原爆展を開催したことなども語っていただきました。垣内会員のスムーズな司会進行により、参加者から多くのコメントや質問が出され、講演者が丁寧に回答され、SDGsについて深く考える有意義な講演会となりました。参加された皆様、ありがとうございました。

講演会プログラム

講演内容(動画)

「SDGsよこはまCITY秋」のイベントでの講演内容を以下のYouTubeにアップロードしましたのでご覧ください。
「SDGsよこはまCITY秋」イベントの講演

「SDGsよこはまCITY秋」講演会開催案内

「SDGsよこはまCITY秋」の講演会概要はこちらの開催案内をご覧ください。ダウンロードもできます。
「SDGsよこはまCITY秋」講演会開催案内