NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊が任期を終えて帰国した際、その活動を広く知っていただくために帰国報告会を開催しています。 JICA海外協力隊を目指している方はもちろん、派遣された国々に興味をお持ちの方や発表者の活動分野/職種に関心をお持ちの方もぜひご参加ください。
日時:2023年6月24日(土)13:00~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
共催:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
6月24日(土)に2023年上期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には35名、リモートで全国/海外から40名、合わせて75名という多くの皆様に参加していただきました。今回は青年4名、シニア2名の計6名の方より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。
◆発表内容、司会進行等すべてに於いて大変良かったと思います。私自身もいろいろな面で勉強になりました。今後も継続して開催することを希望します。
◆コロナ禍がおさまり、会場にはSV会以外の若い方々がご出席いただき、活気のある帰国報告会であった。来年は更に帰国者が増えて、益々発展することを願います。
◆報告もよかったのですが、それに沢山のご感想、ご意見があって、有意義な報告会となったと思います。
◆いずれの報告共に素晴らしい内容で、感動をありがとうございました。 今回の内容は、一過性のものではなく、次にバトンを渡し、また新たな活動を生むであろうことも想像できます。 そうした歴史ある協力隊活動に深く感銘しております。
◆いつも会を開催運営されているSV会の皆様に敬服しています。他の隊員の経験をシェアさせていただく絶好の機会ととらえています。いつも期待を裏切りません。実体験の素晴らしさです。
◆今までで一番良い帰国報告会でした。関係者の皆さんの努力に感謝します。
◆発表者の皆さんお疲れさまでした。コロナ禍で任短一時帰国や再派遣など、過去の派遣者になかった経験をされた苦労の内容がよくわかりました。現地の観光案内的な内容より活動内容紹介 そのものに軸足を移した今回の狙いも良かったと思います。 発表機材操作のもたつきストレス等多少ありましたが、運営や進行も良かった。
◆皆さんの積極的かつ意欲的な取組を知り、自分自身の励みになりました。
◆発言しやすい雰囲気で活発に質問等の意見交換がされていてよかった。
◆私は派遣予定の合格者だが、先輩方の創意工夫や活動を詳しく説明頂けて、勉強になりまた刺激を受けた。
◆派遣に向けての準備で参考になる事が具体的にわかりました。早速実行します。
◆始めて参加させていただきました。報告者の皆さんの現地でのご苦労や工夫されたところがよく理解できました。皆さん30分弱の時間では足りない様子だったので、懇親会で続きのお話しを伺いたかったのですが、予定があり懇親会に参加できず残念でした。またの機会を楽しみにしております。ありがとうございました。
◆自分が発表することになったら、パワポの使い方やZoomへの画面共有の仕方など確かめておこうと思いました。個人的な質問や感想は司会者が整理して後で時間を設けていただくと、全体の時間がさらに有効に使われると思います。
◆皆様のご発表はそれぞれみな大変素晴らしい内容でした。駒ヶ根研修所でも多くの体験談をお聞きすることができましたが、今回は十分な時間を使ってその背景を含めた実体験をそのままお話しいただいたので、より良く理解できたように思いました。これから海外に派遣されますが、皆様の実体験をお聞きできて大変心強く感じました。ありがとうございました。
◆対面とオンラインのハイブリット型の中、大きなトラブルなくスムーズに行われていて登壇者のお話に集中することができた。また、帰国隊員の皆さんどの方のお話も興味深かった。
◆アプリ開発など、新しい取り組みをする隊員もいて興味深く拝聴しました。現地に行くことが難しかったため、オンラインでも開催していただき感謝いたします。
◆皆さんの熱意ある報告を聞くことができて、大変勉強になりました。私も今後参加したいという気持ちが強まりました。
◆今回、帰国報告会を企画・準備してくださってありがとうございました。今後も宜しくお願いいたします。
◆会場のスピーカーが発表者の机に置かれていましたが、離れた席からは音がやや聞こえにくいようでしたので、スピーカーの位置や設置数を変更するなどご検討頂けるとよいかと感じました。
◆オンライン開催は引き続き実施してもらいたい。YouTubeチャンネルを作るとかして動画を投稿して、過去の発表もアーカイブしていけるようにしたら良い
◆1人30分間6名の帰国報告会はボリュームが大きいかと思いましたが、内容が充実しており思いの外あっという間に感じました。質疑応答も活発で大変有意義な会でした。参加させていただきありがとうございました。
◆素晴らしい報告会ありがとうございます。
◆発表者2名ずつで一度休憩を入れても良かったかもしれないです。ずっと聞いている側だと集中力が持たなくて大変だと思いました。
◆Zoomとの併用で、ご苦労されるところもあったようですが、特にありません。ありがとうございました。
◆多くの方々に聞いて頂けることが課題かと思います。一つの方策として、次期派遣が決まっている隊員や研修中の隊員に報告会のPRをする等してみてはいかがでしょうか?
成田祐香さん ブラジル
泉 安佐さん タジキスタン
市川龍之介さん フィリピン
奥山 碧さん マレーシア
小鹿原賢さん アルゼンチン
飯渕一樹さん ボリビア
講評:JICA東京 浅見課長
司会:森 妙子副理事長
発表者 | 派遣国 | 職種 | 活動概要 |
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13:00~17:00 | |||
開会挨拶 | |||
なりたゆか 成田 祐香 | ブラジル | 小学校教育 | サンパウロ市の日系2世の校長先生が創設した学校で日本文化の授業と運動会・音楽会等のイベントの企画運営を担当していました。人種のるつぼの国で様々な体験をしましたのでご報告いたします。 |
いずみあさ 泉 安佐 | タジキスタン | 日本語教育 | 日本語教師として、大学の日本語履修生に直接指導、新人の日本語教師への教え方指導、弁論大会支援等、6ヶ月間という短期間の中、慌ただしくも奮闘しました。6年の歳月を経て2度目のタジキスタン派遣となりましたが、変わったこと変わらなかったことは何か等についても、考えてみたいと思っています。 |
いちかわりゅうのすけ 市川 龍之介 | フィリピン | 防災・災害対策 | 現地の災害対応力強化のために、地図などの基礎的な空間情報の整備と災害対応用のスマホアプリケーションの開発をしました。新型コロナウイルスの影響で2020年3月末に帰国したため、契約満期まで国内で実施した活動も併せて発表したいと思います。 |
おくやまみどり 奥山 碧 | マレーシア | 青少年活動 | 居住地区の95%がイスラム教徒のイスラム州社会福祉局児童課にて、放課後子どもの防犯の役割を果たす「子どもセンター」と、非行歴のある女子中高生を保護する「児童養護施設」の二か所で、子どもの健全育成のためのプログラムを企画実施してきました。 |
おがわらまさる 小鹿原 賢 | アルゼンチン | 剣道 | コロナ禍により中断していた剣道指導を再開するとともに、CONFRA(日系スポーツ国際親善競技大会)の参加・協力が大きな活動となりました。コロナ後の任国の剣道や生活の様子を報告いたします。 |
いいぶちかずき 飯渕 一樹 | ボリビア | 環境教育 | 2014年~2016年まで、最寄りの大都市から240km離れた田舎町・コマラパ市の役場で活動し、学校やコミュニティでのゴミ分別指導のほか、環境系のプレゼン全般や生ゴミ堆肥化センターの運営改善などに関わりました。 |
講評/閉会挨拶 懇親会 |
日時:2022年12月3日(土)13:00~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
共催:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
12月3日(土)に2022年下期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には23名、リモートで全国/海外から47名、合わせて70名という多くの皆様に参加していただきました。今回は青年3名、シニア3名の計6名の方より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。
◆全ての報告が興味深く勉強になりました。
◆いつもながら素晴らしい企画でした。森さんの進行役は良い気配りがあり立派でした。
◆開催困難な状況でありながら、良く開催していただきました。発表は皆さんとても素晴らしかったです。
◆ネパール/野菜栽培:実質1年足らずの現地活動で、かなりのことを実施されたバイタリティーに感動いたしました。日本農業の国際競争力改善にも活用できそうですね。
◆マラウイ/公衆衛生:僅かな野菜しかない地で、養鶏までしてタンパク質を補い、劣悪な設備、高い出産死亡率および乳児死亡率、栄養不良等々の中で、出来ることに取り組み、僻地の村落で働いた勇気と忍耐に拍手を送りたい。その行動は、多くのものをその地に残したことでしょう。
◆ウズベキスタン:二重内陸国ってあったのですね。タシケント・サマルカンドなど懐かしい名前に関心を持ちました。
◆ネパール/野菜栽培:大学の勉強だけでない身に着いた農業技術・知識で、いくつかの農家集団を適切に指導し、その中で現地の有機農業の現状を理解し、そのうえで、自分の将来をしっかりと考えた点を高く評価したい。
◆厳しい任地での環境がありながらも前向きに活動されている様子を知ることができ大変参考になりました。ありがとうございました。
◆講演者のマイクが素晴らしくいい音声で,技術スタッフの皆様の向上へのご努力が偲ばれました。
◆発表者はいずれも25分という短い発表時間を有効に使って、決められた時間内で終了したことは素晴らしかった。発表内容も多くは大変感動的であった。主催者側もIT技術から懇親会に至るまで、様々な問題をクリアして成功裡に導けたことは良かったと思います。
◆海外活動経験を通して、物の見方・考え方が大きく変わったという報告を聞き、活動の内容と共に感動しました。そして、このような価値ある活動をより多くの方々、特に若い方々に経験していただくことは、これからの日本を考える時、大事なことであると思いました。
◆コロナ感染拡大のため帰国隊員の人数が少ない中、実施していただき貴重な報告をお聞きすることができました。これから派遣なので、先輩方を見習って頑張りたいと思いました。ありがとうございました。
◆赴任した地域と活動、両方のことを聞くのに1人30分はちょうど良く、SVの方もJOCVの方も年齢層、職種、国と登壇された方々がバラエティに富んでいて、人選のバランスも素晴らしかったです。一点だけ、隊次がわかるとコロナ禍で一時帰国した方もどのくらいの期間活動したかがだいたいわかるので、発表の際に全員の方が隊次もお知らせいただけるとよいと感じました。
◆司会の方が、会場とオンライン参加者との一体感を持たせるような進行をしていてよかったと思います。
◆会場での参加だけではなく、全国の希望者も参加できる運営方法はとても素晴らしいと思いました。
◆Zoomと対面の併用で、気軽に参加しやすいと感じました。
また、会の後の懇親会では、色々な方とお話できてよかったです。
◆自身の活動を振り返る良い機会を頂きましてありがとうございました。また、他の皆さんの活動も聞けて大変勉強になりました。またこのような機会があれば是非参加させて頂きたいです。この度はありがとうございました。
◆毎年2回の報告会を開かれていることについて、担当されている方々の思いが十分に伝わってきました。参加させていただきありがとうございました。
◆青年が参加し、充実した活動報告でした。海外協力隊になって幅広い世代が報告会を聴きにくることが予想されるので発表者がシニアに限らないのは良いことだと思います。
横濱美帆さん
マラウイ
松村妙子さん
パラグアイ
細川敦子さん
パラオ
石川千夏さん
ウズベキスタン
服部 正さん
コスタリカ
石川栄貴さん
ネパール
司会:森 妙子理事
講評:JICA東京 田中 泉所長
発表者 | 派遣国 | 職種 | 活動概要 |
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13:00~17:00 | |||
開会挨拶 | |||
よこはまみほ 横濱美帆 | マラウイ | 公衆衛生 | 電気、水道のない僻地の村で、主に乳幼児健診の技術指導と、健康教育を行なってきました。火を起こし、井戸の水を使い、畑や養鶏をしながら、村人と共に村の公衆衛生改善に取り組んできた様子をご報告します。 |
まつむらたえこ 松村妙子 | パラグアイ | 日本語教育 | 移住から80年経って日本語を母語としない世代が増えて、日本語教育も変わらざるを得ない時期に来ていました。エンカルナシオン日本語学校に何ができるのか、現地の先生といっしょに考えました。 |
ほそかわあつこ 細川敦子 | パラオ | 栄養士 | 教育省フードサービスプログラムに於いて、スタッフと共に、全公立小学校と公立高校の学校給食の向上を目指し活動しました。コロナの影響で2020年3月末に帰国し、昨年12月から6か月間再赴任しました。 |
いしかわちなつ 石川千夏 | ウズベキスタン | 体育 | 首都タシケントにある女性職業訓練高等学校で体育の授業を担当していました。エアロビクスやヨガ、体つくり運動などを中心に行い、その他にも小学校や大学、地域の卓球チームなどでも活動しました。 |
はっとりただし 服部 正 | コスタリカ | 体操競技 | 環境に優しい国コスタリカで、体操競技の技能向上と普及を目的に活動をしていました。人々の優しさや自然環境の美しさがあり、そしてエコツーリズムを全面的に推し進める幸せの国コスタリカの紹介を中心に説明していきます。 |
いしかわひでたか 石川栄貴 | ネパール | 野菜栽培 | 農業普及センターに配属され、ゴルカ郡内の農家を巡回し有機栽培の技術指導、普及活動を行っていました。活動の背景には化学肥料や農薬の過剰利用による土壌汚染や健康被害問題がありました。 |
講評/閉会挨拶 懇親会 |
NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊として開発途上国で活動を終えて帰国された方々が 「任地での経験を活かすような社会生活を送って頂きたい」とのメッセージを込めて帰国時オリエンテーションをおこなっています。
概要は以下のとおりです。
場所: JICA地球ひろば(東京・市ヶ谷)
時期: 帰国時、年3回程度
主な内容:
帰国後の生活についてのアドバイス
– 長期に亘り住んでいる地域と密着した社会還元活動をされてはどうか
– 社会還元活動の実例
– NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会の活動内容と実例
協力隊まつり2023が開催されました。JICA地球ひろば(市ヶ谷)の来場者は昨年と比べ2倍以上に増えましたが、コロナ前と比べるとまだ半分程度に留まっています。
当会はJICA地球ひろばに出展し、JICA海外協力隊(シニアボランティア)の応募相談、一般向けの国際理解のクイズなどを行いました。
2023年4月22日(土)、23日(日) 10:00~17:00
JICA地球ひろば(市ヶ谷)およびオンライン(Zoom)
協力隊まつり実行委員会
独立行政法人国際協力機構(JICA)
青年海外協力協会、協力隊を育てる会、新宿区、新宿区教育委員会
協力隊まつりホームページ https://jocvmatsuri.online/
協力隊の応募相談や子供たちとクイズで交流(4月22日)
来場者とクイズで交流(4月23日)
当会ブースの説明員スタッフ(4月22日)