NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊が任期を終えて帰国した際、その活動を広く知っていただくために帰国報告会を開催しています。 JICA海外協力隊を目指している方はもちろん、派遣された国々に興味をお持ちの方や発表者の活動分野/職種に関心をお持ちの方もぜひご参加ください。
日時:2022年12月3日(土)13:00~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
共催:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
12月3日(土)に2022年下期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には23名、リモートで全国/海外から47名、合わせて70名という多くの皆様に参加していただきました。今回は青年3名、シニア3名の計6名の方より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。
◆全ての報告が興味深く勉強になりました。
◆いつもながら素晴らしい企画でした。森さんの進行役は良い気配りがあり立派でした。
◆開催困難な状況でありながら、良く開催していただきました。発表は皆さんとても素晴らしかったです。
◆ネパール/野菜栽培:実質1年足らずの現地活動で、かなりのことを実施されたバイタリティーに感動いたしました。日本農業の国際競争力改善にも活用できそうですね。
◆マラウイ/公衆衛生:僅かな野菜しかない地で、養鶏までしてタンパク質を補い、劣悪な設備、高い出産死亡率および乳児死亡率、栄養不良等々の中で、出来ることに取り組み、僻地の村落で働いた勇気と忍耐に拍手を送りたい。その行動は、多くのものをその地に残したことでしょう。
◆ウズベキスタン:二重内陸国ってあったのですね。タシケント・サマルカンドなど懐かしい名前に関心を持ちました。
◆ネパール/野菜栽培:大学の勉強だけでない身に着いた農業技術・知識で、いくつかの農家集団を適切に指導し、その中で現地の有機農業の現状を理解し、そのうえで、自分の将来をしっかりと考えた点を高く評価したい。
◆厳しい任地での環境がありながらも前向きに活動されている様子を知ることができ大変参考になりました。ありがとうございました。
◆講演者のマイクが素晴らしくいい音声で,技術スタッフの皆様の向上へのご努力が偲ばれました。
◆発表者はいずれも25分という短い発表時間を有効に使って、決められた時間内で終了したことは素晴らしかった。発表内容も多くは大変感動的であった。主催者側もIT技術から懇親会に至るまで、様々な問題をクリアして成功裡に導けたことは良かったと思います。
◆海外活動経験を通して、物の見方・考え方が大きく変わったという報告を聞き、活動の内容と共に感動しました。そして、このような価値ある活動をより多くの方々、特に若い方々に経験していただくことは、これからの日本を考える時、大事なことであると思いました。
◆コロナ感染拡大のため帰国隊員の人数が少ない中、実施していただき貴重な報告をお聞きすることができました。これから派遣なので、先輩方を見習って頑張りたいと思いました。ありがとうございました。
◆赴任した地域と活動、両方のことを聞くのに1人30分はちょうど良く、SVの方もJOCVの方も年齢層、職種、国と登壇された方々がバラエティに富んでいて、人選のバランスも素晴らしかったです。一点だけ、隊次がわかるとコロナ禍で一時帰国した方もどのくらいの期間活動したかがだいたいわかるので、発表の際に全員の方が隊次もお知らせいただけるとよいと感じました。
◆司会の方が、会場とオンライン参加者との一体感を持たせるような進行をしていてよかったと思います。
◆会場での参加だけではなく、全国の希望者も参加できる運営方法はとても素晴らしいと思いました。
◆Zoomと対面の併用で、気軽に参加しやすいと感じました。
また、会の後の懇親会では、色々な方とお話できてよかったです。
◆自身の活動を振り返る良い機会を頂きましてありがとうございました。また、他の皆さんの活動も聞けて大変勉強になりました。またこのような機会があれば是非参加させて頂きたいです。この度はありがとうございました。
◆毎年2回の報告会を開かれていることについて、担当されている方々の思いが十分に伝わってきました。参加させていただきありがとうございました。
◆青年が参加し、充実した活動報告でした。海外協力隊になって幅広い世代が報告会を聴きにくることが予想されるので発表者がシニアに限らないのは良いことだと思います。
横濱美帆さん
マラウイ
松村妙子さん
パラグアイ
細川敦子さん
パラオ
石川千夏さん
ウズベキスタン
服部 正さん
コスタリカ
石川栄貴さん
ネパール
司会:森 妙子理事
講評:JICA東京 田中 泉所長
発表者 | 派遣国 | 職種 | 活動概要 |
---|---|---|---|
13:00~17:00 | |||
開会挨拶 | |||
よこはまみほ 横濱美帆 | マラウイ | 公衆衛生 | 電気、水道のない僻地の村で、主に乳幼児健診の技術指導と、健康教育を行なってきました。火を起こし、井戸の水を使い、畑や養鶏をしながら、村人と共に村の公衆衛生改善に取り組んできた様子をご報告します。 |
まつむらたえこ 松村妙子 | パラグアイ | 日本語教育 | 移住から80年経って日本語を母語としない世代が増えて、日本語教育も変わらざるを得ない時期に来ていました。エンカルナシオン日本語学校に何ができるのか、現地の先生といっしょに考えました。 |
ほそかわあつこ 細川敦子 | パラオ | 栄養士 | 教育省フードサービスプログラムに於いて、スタッフと共に、全公立小学校と公立高校の学校給食の向上を目指し活動しました。コロナの影響で2020年3月末に帰国し、昨年12月から6か月間再赴任しました。 |
いしかわちなつ 石川千夏 | ウズベキスタン | 体育 | 首都タシケントにある女性職業訓練高等学校で体育の授業を担当していました。エアロビクスやヨガ、体つくり運動などを中心に行い、その他にも小学校や大学、地域の卓球チームなどでも活動しました。 |
はっとりただし 服部 正 | コスタリカ | 体操競技 | 環境に優しい国コスタリカで、体操競技の技能向上と普及を目的に活動をしていました。人々の優しさや自然環境の美しさがあり、そしてエコツーリズムを全面的に推し進める幸せの国コスタリカの紹介を中心に説明していきます。 |
いしかわひでたか 石川栄貴 | ネパール | 野菜栽培 | 農業普及センターに配属され、ゴルカ郡内の農家を巡回し有機栽培の技術指導、普及活動を行っていました。活動の背景には化学肥料や農薬の過剰利用による土壌汚染や健康被害問題がありました。 |
講評/閉会挨拶 懇親会 |
帰国報告会の詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。
6月11日(土)に2022年上期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、会場のJICA東京には26名の皆様に足を運んでいただきました。また、リモートで全国から参加していただき、リモート参加者57名、合わせて83名という多くの皆様に参加していただきました。今回は青年5名、シニア3名の計8名の方より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。
◆私もボランティアに参加してみたいと心が動きました。
それから、ご経験もさる事ながらプレゼンが上手いなと感じました。
◆コロナ禍で難しい状況の中、帰国後のフォローアップも含め精一杯の尽力をされていたことに感銘を覚えた。プレゼンの仕方も落ち着いたもので、内容も整っておりレベルの高さを感じた。
◆手探りの問題山積のZOOM併用報告会のスタートから、ここまで完成品に仕上げられたスタッフの皆様のご努力に、今日は本当に涙が出そうでした。素晴らしかったです。司会もすばらしく、参加者も、観客も、携わった皆様も大満足だったとおもいます。また、ランチ時のシニアの挑戦の映像も見違えるような映像技術で、しっかり拝見。本当に皆様のご努力すごいです。ただただ、感激しました。
◆8人8色・・素晴らしい体験と知見に感動しました。最後の講評も良かったです。
◆いろいろな体験談を聞けて大変参考になり、かつ元気をもらいました。
◆午前、午後ともに興味ある発表だけ聞かせていただきました。JICA関係者からのフォローもあり、とてもよかったです。会場から遠い参加者にとってはオンライン発表はとても便利です。コロナ禍終了後もぜひ続けてほしいです。
◆聞く人も発表する人も両方ともに大変貴重な報告会だと思います。特にお若い方にとっては多くの年代の方に自分の活動、意見を聞いて頂く事と他の隊員の発表を聞くことは今後の自分の行き方に多くの有意義な示唆となったと思います。
◆それぞれに異なった職種や年齢の若い方やシニアの方、また それぞれの専門分野の発表を聞かせて頂いた事は良かったと思います。自分自身の分野と異なる方の発表には十分理解できない事もありましたが、それぞれの職種の内容に触れ少しでも理解出来きましたので自分なりの学習が出来たと思います。ありがとうございました。
◆皆様がとても暖かく、気持ちよく発表させていただくことができました。発表後の懇親会など、細かいお気遣いなどが充実しており、とても満足しています。このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
◆大変良い報告会であったと思います。議事進行も大変スムーズで司会の方も落ち着いていて大変好感が持てるものでした。ただ出来れば一般の方の参加(会場)をもっと望まれます。
◆他の報告者も個性豊かな発表をして頂き、とても楽しかったです。
自分の発表に対して質問やフィードバックが多く、話が届いてる実感が非常に湧きました。
◆発表の内容も、参加者の方々からの種々の質問、最後のご講評もどれも気持ちのこもった素敵なものだったと思います。ただ、長時間ということもあり、全時間帯に参加するのが難しかったり、途中でカメラONのまま居眠りをされている方も見受けられ、これは改善すべきではないかと感じました。また、リモートということで現時点で検討中なのかもしれませんが発表者同士が今後つながっていけるような仕組みがあるととても良いなと思いました。イベントの中で発表者同士が対談とまではいかずとも、いろいろ議論出来たら非常に面白いだろうと感じました。せっかくJICAの方の参加もあったので、堅苦しくなく、それでいて今後の協力隊の展望や、協力隊経験とは何なのかという答えのない問いについて闊達な議論がなされる場があったらいいなあ、などと考えました。以上のようなことを思ったのも、今回参加した会が素晴らしかったからでして、今後この会を続けていくにあたって、さらに魅力的なものになるとの確信からです。
三澤政俊さん
ミクロネシア
木島史暁さん
ウガンダ
増田颯人さん
ルワンダ
増村友見さん
インド
松友正志さん
ペルー
濱口悠介さん
ヨルダン
関谷敏雄さん
ソロモン
金田 青さん
ペルー
司会:中澤副理事長
講評:JICA東京 折田次長
発表者 | 派遣国 | 職種 | 活動概要 |
---|---|---|---|
10:30~12:00 | |||
開会挨拶 | |||
みさわまさとし 三澤政俊 | ミクロネシア | 数学教育 | 主に小学生と教員を対象にして数学教育の改善を目指して活動しました。 島内の学校を巡回しながら教材の紹介と授業展開の提案などを行いました。 妻と4歳の娘も一緒に赴任でき家族で楽しく活動をすることができました。 |
きじまふみあき 木島 史暁 | ウガンダ | 食用作物・ 稲作栽培 | 「アフリカの真珠」と呼ばれるほど緑が豊かな国、ウガンダにて稲作の研究や普及に携わりました。配属先の稲作研究チームと共に畑の管理や調査、近隣農家への訪問など、仲間に支えられながら楽しく活動しました。 |
13:00~14:30 | |||
ますだはやと 増田 颯人 | ルワンダ | 野菜栽培 | 首都キガリから車で1時間半ほど東に走った先にある山の中で住民を巻き込んでかまどの作成、栄養改善の活動を行っていました。2020年4月から約1年間、新型コロナウイルスの感染拡大のため日本に帰国し、2021年に4か月ほど任地に再び戻り活動を行いました。 |
ますむらゆみ 増村 友見 | インド | 日本語教育 | インド北西部グジャラート州の成人教育機関にて、日本語教育隊員として市民に向けての日本語クラスを開催していました。現地での活動の後、2020年3月に帰国後はオンラインクラスの開催もしていました。 |
まつともまさし 松友 正志 | ペルー | 品質管理 生産性向上 | 配属先は生産省。中小企業への5S,カイゼンの紹介と普及が目的です。活動はセミナー開催、個別企業指導でしたが、コロナにより緊急帰国と なりました。帰国後は配属先とWebセミナ-を企画、全28回のセミナー を完了しました |
14:40~16:10 | |||
はまぐちゆうすけ 濱口 悠介 | ヨルダン | 障害児支援 | 障害児、障害者(3歳から20歳ぐらい。主に知的障害)の通所施設にて音楽、お絵かき、運動などのレクリエーション、言語や認知能力向上のために教材作成と実践(絵本の読み聞かせなど)を行いました。休日は児童養護施設などを訪問し、英語を教えたり日本文化の紹介などをしました。 |
せきや としお 関谷 敏雄 | ソロモン | 数学教育 | ソロモン国立大学教育学部のセカンダリー(日本の中学・高校相当の教員養成)で数学を教えました。現地では教材となる書籍が不足していたため、PDF書籍を作成してインターネットで配布しました。 |
かねだ あおい 金田 青 | ペルー | 野球 | ペルーの首都「リマ」の野球連盟に所属し、主に (1)市役所の野球チーム(2)小学校 (3)ナショナルチーム で、野球の技術力向上及び競技人口の増加、社会教育を行いました。その他、国際試合観戦ツアーの企画 ~ 実施。大学生短期ボランティアの旅程企画 ~ 当期間の通訳・アテンドなどを行いました。 |
16:10~17:00 | |||
講評/閉会挨拶 懇親会 |
帰国報告会の詳細ははこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。
NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊として開発途上国で活動を終えて帰国された方々が 「任地での経験を活かすような社会生活を送って頂きたい」とのメッセージを込めて帰国時オリエンテーションをおこなっています。
概要は以下のとおりです。
場所: JICA地球ひろば(東京・市ヶ谷)
時期: 帰国時、年3回程度
主な内容:
帰国後の生活についてのアドバイス
– 長期に亘り住んでいる地域と密着した社会還元活動をされてはどうか
– 社会還元活動の実例
– NPO法人・シニアボランティア経験を活かす会の活動内容と実例
4月23日24日の2日間、協力隊まつり2022リアル&オンラインが開催されました。今回はJICA地球ひろば(市ヶ谷)に加え、JICA関西(神戸)会場、オンライン(Zoom他)もある地域を超えたイベントになりました。
当会はJICA地球ひろばに出展し、JICA海外協力隊(シニアボランティア)の応募相談、子ども向けの国際理解のクイズなどを行いました。
当会ブースの説明員の皆さん(4月23日)
来場者とSDGsクイズで交流(4月24日)
JICA海外協力隊の応募相談(4月24日)
4月24日(土) 25日(日)の2日間 10:00~17:00、「協力隊まつり2021オンライン」が実行委員会の主催で開催されました。協力隊まつりホームページを入口として、参加38団体のZoomイベントをNet上で繋ぐイベントです。当会は、実行委員会の一員として開催準備、当日運営に当たるとともに、2日間Zoomブースを出展しました。
当会ブースへは1時間ごとのプログラムに10~25名の参加者があり、2日間で延べ180名が参加されました。
当会ブースに参加していただいた皆様、ありがとうございました。
2021年4月24日(土)、25日(日) 10:00~17:00
Net上Zoomイベント
協力隊まつり実行委員会
JICA青年海外協力隊事務局
青年海外協力協会、協力隊を育てる会
時間(4/24) | テーマ | 主担当 | 副担当 | 技術担当 |
---|---|---|---|---|
10:00~10:55 | ミニセミナー キルギスとの懸け橋に ~帰国後の任国支援~ | 松田信治 | 齋尾恭子 | 森岡 潔 |
11:00~11:55 | 談話室 中国 この10年の変貌 | 垣内美恵子 | 鈴木 新 | 森岡 潔 |
12:00~13:00 | 談話室 簡単なカンボジア料理を作りましょう | 齋尾恭子 | 鈴木 新 | 森岡 潔 |
14:00~14:55 | 談話室 視覚障害ランナーの伴走 | 松田信治 | 垣内美恵子 | 北脇和夫 |
15:00~15:55 | ミニセミナー 留学生との楽しいペア授業 | 政金 驍 | 松田信治 | 北脇和夫 |
16:00~17:00 | 談話室 ガーナの食、風土、経済 | 北脇和夫 | 政金 驍 松田信治 | 北脇和夫(兼) |
時間(4/25) | テーマ | 主担当 | 副担当 | 技術担当 |
---|---|---|---|---|
10:00~10:55 | 談話室 エチオピア、ドミニカ共和国 農業と食事 | 橋本敬次 | 井沢孝次 | 須山勝彦 |
11:00~11:55 | 談話室 バヌアツ、帰国後の地域活動 | 平井信夫 | 井沢孝次 | 須山勝彦 |
12:00~13:00 | 談話室 協力隊の今昔、海外での危機管理 | 橋本敬次 | 平井信夫 | 須山勝彦 |
14:00~15:55 | 私たち会員の出前授業 ①タイ SDGsとゴミ ②パナマ 蘭になったふづきさん ③カンボジア 海外協力隊 | 米田健一 仲村隼一郎 | 伊藤明子 (講師 進行) | 須山勝彦 |
16:00~17:00 | 談話室 ネパール、途上国で活動したい方へ | 井沢孝次 | 伊藤明子 | 須山勝彦 |