JICA海外協力隊を目指す方へ

帰国報告会

NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会ではJICA海外協力隊が任期を終えて帰国した際、その活動を広く知っていただくために帰国報告会を開催しています。 JICA海外協力隊を目指している方はもちろん、派遣された国々に興味をお持ちの方や発表者の活動分野/職種に関心をお持ちの方もぜひご参加ください。

2025年度上期 JICA海外協力隊帰国報告会を開催しました

開催概要

日時:2025年6月14日(土)10:30~16:40
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
後援:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
会費 : 無料(どなたでも自由に参加できます)

6月14日(土)に2025年度上期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、会場のJICA東京には40名、リモートで全国/海外から60名、合わせて100名という大変多くの皆様に参加していただき、コロナ禍以前の盛況さが戻ってきた感じを受けました。今回は様々な赴任国、職種、年齢層の8名の皆様より発表していただきましたが、どなたも現地で大変な困難や課題を乗り越え見事な成果をあげられたことが良く伝わる素晴らしい発表でした。森妙子会員による司会はとてもスムーズで発表者への暖かい思いが伝わってきました。JICA東京の近藤貴之次長からは、それぞれの赴任地で異文化への対応という壁を乗り越え様々なものを見聞きした経験を生の声で語っていただく事は非常に貴重であり、是非これらの経験を色々なところで伝えていっていただきたいという講評をいただきました。また、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します

参加者からのコメント


◆ご苦労されていた様々なことを拝聴でき、視野が広がりました。64になりますが、まだチャンスはありますので、何らかの活動をしたいと強く思うようになりました。
◆全ての報告者の発表は今回全て素晴らしかったが、敢えて下記の意見を記入する。 4.ベトナム 観光 本報告で、赴任後しばらくは、語学の問題もあり、互いに笑いあえない、正解が分からない活動の歯痒さがあったが、「この街と人について、もっと知って、もっと好きになる」と言う、とにかく相手と同じことをするという視点に立って、活動を進め、そして帰国後も更に高みを目指す、という姿勢が今後の海外協力隊の良き指針となった。 5.グアテマラ コミュニテイ開発 派遣前に自分で感じていた消極性、人との連携のなさなどの性格の欠点を、カウンターパート不在や様々な困難を同僚との協力で乗り越え、1人でも行動できる強さを獲得していった過程は、やはり今後の海外協力隊の模範となると思う。最後の5分のビデオで、27人もの同僚が「幸せって何なの」に応え、それら画像の老若男女の笑顔と彼女の笑顔が素晴らしかった。 2.マレーシア、コンピューター技術 7.マレーシア、電気通信技術は若い層の報告の多い中で、シニア層の専門性が、人材育成、社会の発展に直につながる優れた活動である点にも注目した。
◆グアテマラ/コミュニティ開発:舘野さんの発表がとても印象に残りました。コミュニティ開発は元々気になっていた職種ではあるのですが、リハビリの支援があることをはじめて知り、改めてなにをやりたいか考えるきっかけになりました。
◆皆さん大変に熱い報告でした。お疲れ様でした。全体的にスライドの字が小さく読み難かったのが残念でした。
◆JICAの海外協力隊の応募は、年齢制限で受けられなくなってしまいました。他にJICAのような応募があるといいなぁと思っております。報告を伺って、自分自身のモチベーションを保ちたいですし、世界の様子を知りたいと思います。
◆会場、オンラインでの参加が増えて、とても盛況でした。とても素晴らしい帰国報告会でした。
◆司会の方の時間厳守の進め方がとてもよかったです。
◆帰国された隊員の方々のお話を聞くことができる貴重な機会を作っていただき、ありがとうございます。
◆このような貴重な取り組みや経験はもっと多くの人々に知ってもらうため、多種多様なメディアを通じてPRすべきと思う。
◆画像の表示や司会者等の努力により、進行が比較的スムーズに進んだ点は評価できる。 また、例年より会場参加者が多く、報告者も最後の軽い懇親会まで残ってくれた点など、大変評価できる。 全ての報告者がほぼ時間通りに発表され、優れた発表会であった。以前に実施したリハーサルの指摘点なども十分に消化されていた。 今回、女性発表者が民族衣装を着け、男性も帽子等に気を配っていた点も、大変魅力的な報告会となった。8.モンゴル 理学療法士の方の、最後の報告で、疲れた肩をほごす体操を入れた演出は、会の最後報告を盛り上げる素敵な機転であった。
◆8人といった多くのJICA海外協力隊の方からとても貴重なお話を聞かせていただくことができ、有意義な時間を過ごせたと思います。将来JICA海外協力隊として何がしたいかを改めて考えさせられました。
◆発表者の内容、発表方法が工夫されていて、現地での活動も良く分かった。オーガナイザー共々、準備も良く出来ていて、ご苦労様でした。

発表者からのコメント


◆短時間ではありましたが、発表を聞いてくださった参加者とお話しする時間もあったことがとても良かったです。また、OV同士の繋がりが生まれたことも嬉しく思います。
◆貴重な機会をいただきありがとうございました。
◆質疑応答の時間を長くしても良いと思いました。
◆演台席で発表者または来賓者などが講演中、オンライン中のトラブルでIT担当者が隣で操作すると、話している人が集中できない。この様なトラブルをなくして欲しい。
◆報告後の質疑応答や報告と報告の間の時間で、ご本人の体験も少し話されていたのはよかったと思う。 リモートからチャットで質疑応答が多数来ていたが、そちらを主にしてもよかったのではと思う。
◆JICA東京が「共催」から「後援」になった。今後はJICA横浜にも「後援」をお願いし、会場は東京と横浜で交互にしたらどうかとも思う。また、JICA駒ヶ根または二本松でやるのも考えたら・・。
◆事前のやりとりについて;メールでの連絡が多く、平日フルタイムで働いている中で、すぐに対応しなくてはいけない内容の連絡などがあり、少し大変でした。作業などができる時間はほぼ週末という日本の過酷な労働環境を考慮して頂けるとありがたいです。
◆色々な職種の隊員の体験や所感が聞けて、大変ためになったと思う。
◆発表者として初めて参加させて頂きました。他OV会に参加していますが、活気があり、様々な活動をされていて、貴重なOV会だと思いました。

発表者の皆様

矢島 由和さん
セネガル

永江 豊さん
マレーシア

黒澤 進さん
パナマ

上地 将太さん
ベトナム

舘野 友謹子さん
グアテマラ

橋本 千鶴さん
エジプト

前川 貴夫さん
マレーシア

菅野 絢子さん
モンゴル

民族衣装で登場された発表者の皆様

司会 森 妙子会員

講評 JICA東京
近藤 貴之次長

発表プログラム

発表者派遣国職種発表概要
10:30~16:40
開会挨拶
やじまゆわ
矢島 由和
セネガル小学校教育セネガルの小学校で、現地教員と協力しながら特に算数教育の質向上に取り組みました。また、図工や鍵盤ハーモニカを用いた音楽の授業も実施しました。
ながえゆたか
永江 豊
マレーシアコンピュータ技術2022年11月から2年間、マレーシア国シャーアラムにある職業訓練のインストラクターを育成する機関で、教材のデジタル化に関する支援を行いました。
くろさわすすむ
黒澤 進
パナマ日本語教育国立パナマ工科大学において日本語教育(中級コース)を担当しました。本大学が抱える日本語コースの10の課題を取り上げ、夫々の課題に対してどのように取り組んだのか。その取り組みの過程は決して容易ではなかった。その苦難の歴史を報告すると同時に、取り組んだ結果何を学んだか、何が課題として残ったか、についても言及したいと思っています。
かみじしょうた
上地 将太
ベトナム観光ベトナム南部カントー市という街の観光開発センターにて、外国人向けの観光プロモーションの強化や、コミュニティーベースドツーリズムの観光開発に携わりました。
たてのゆきこ
舘野 友謹子
グアテマラコミュニテイ開発地域の障害者がリハビリを目的として通う施設で、相談員(ソーシャルワーカー)として2年間活動をしました。家庭訪問をしたり、配属先や関係機関の人たちとアクティビティを企画実行しました。
はしもとちづる
橋本 千鶴
エジプト幼児教育ポートサイド県内の保育園を巡回する形で訪問、保育者へ日本の代表的な幼児教育方法「遊びを通した学び」を基に助言などを行う。配属先は、省庁。25園を訪問し、保育者向けにセミナーなども行った。
まえかわたかお
前川 貴夫
マレーシア電気通信クダ州クリムの先端技術訓練センターにて通信技術の教育に携わりました。また地元ハイテクパークの日系企業と技術協力関係を強化し、地元自治体ともIoT技術を活用した防災システムの構築に向けて連携を強化しました。
すがのあやこ
菅野 絢子
モンゴル理学療法士JICAの無償資金協力により整備されたウランバートル市内の大学病院にて、現地の方へのリハビリ治療を行いながら同僚への技術指導、チーム医療促進のための活動を行いました。
講評/閉会挨拶 懇親会

発表者を囲んで記念撮影

開催案内

帰国報告会の詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

帰国報告会開催案内

2024年度下期 JICA海外協力隊帰国報告会を開催しました

開催概要

日時:2025年1月25日(土)10:30~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
後援:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
会費:無料(どなたでも自由に参加できます)

1月25日(土)に2024年度下期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には33名、リモートで全国/海外から26名、合わせて59名という多くの皆様に参加していただきました。今回は7名の皆様より素晴らしい発表があり、JICA東京の紺屋所長、及び市民参加協力第一課の佐藤様、太田様も参加され、それぞれ講評をいただきまました。参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します

参加者からのコメント


◆下水処理という縁の下の力持ち的な仕事を続けられ、それが派遣国の下水処理に役立っていると言うことは、発展途上国にとってはとても重要なことだと感じました。発展途上国では何処でもお金が問題になります。お金があればもっと良い仕事が出来たのにと思うことは何れのシニアも感じて居るところです。帰国後の派遣国への音楽教材を届けるというその気持ちに感動しました。これからもカンボジアへの気持ちを持ち続けて下さい。  
◆日本文化等の紹介を恵まれた学校で実践出来た事は良かったが、苦労した事などの報告も欲しかった。
◆派遣任務終了後も、勤務出来ることは、すごいです。
◆帰国後も国際交流活動を積極的に行っておられ、JICAが目指す「協力隊経験者の社会還元活動」を実践されておられ、素晴らしいと思いました。
◆素晴らしい体験をされてそのお話を聞けてとても良かったです。
◆とても素晴らしい発表でした。モンゴル、カンボジアの下水道施設管理の違いが良く分かりました。きれいな水を放出するために、国家への提言をされ、非常に大きな課題に挑戦されました。後に続くJICAボランティアが宮本様の意思を引き継ぎ、きれいな水が放出できるよう努力されることを期待しています。
◆ご家族のみなさん、国際協力をされており、素晴らしいと思いました。帰国後の関わり方を考えるきっかけになりました。
◆大変勉強になりました。経験を共有いただきありがとうございました。
◆赴任国での活動、苦労したことや困難をどのように工夫して活動したか、活動後の振り返りを解りやすく発表されていて良かった。これからJICA海外協力隊を目指す人達の参考になったと思います。
◆遠方からご参加の発表者もいて、大変良い報告会であったと思います。SV会以外でも、若い参加者もいられて、最後の懇親会(JICA東京会場)まで残って下さり嬉しく存じました。数は正確にはわかりませんが、オンライン参加が比較的少なかったように思います。もう少し事前の宣伝が必要と感じました。
◆7名の発表者、全員とても良かった。

発表者からのコメント


◆スムーズでよかったです。
◆自分が話した際もそうだったかもしれないと思い、話し方にも気をつけたいと思いました。
◆司会進行の森さんは、とても上手に質問を引き出しておられたと思います。
◆すばらしい進行だったと感じています。ありがとうございました。
◆午前中の発表者が三人でも良かったように思います。
◆出前授業で繋がりができた高校生が参加してくれたことがとても良かったと思っています。
◆周りの方々が歓迎してくださったことにも感謝しています。
◆報告者の選任に、大変ご苦労されていると聞いています。報告者の確保に、毎年帰国された方の中から、円滑にお願いできるよう、今後もご尽力願います。
◆今回、いろいろな方の経験を聞いてとても勉強になりました。JICA訓練所のプログラムに組み込んでいただけると良いと思いました。
◆ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
◆すべてがスムーズでとても気持ちのよい会でした!お世話になりました!

発表者の皆様

内山 聖未さん
タンザニア、スーダン

宮道 宏彰さん
タイ

春田 かほるさん
ブラジル

西村 清志郎さん
カンボジア

笹田 美知子さん
マレーシア

泉 安佐さん
ベトナム

宮本 晶夫さん
モンゴル、カンボジア

発表プログラム

発表者派遣国職種発表概要
10:30~17:00
開会挨拶
うちやまきよみ
内山 聖未
タンザニア、スーダン日本語教育JICA海外協力隊として、トンガでの中等教育、タンザニアでは国内初の大学での日本語講座の立ち上げ、セネガルとスーダンでは大学での日本語教育に携わりました。この帰国報告会では主にスーダンとタンザニアでの活動を報告いたします。
みやじひろあき
宮道 宏彰
タイコンピュータ技術私の任地は、王立の中高一貫、男女共学、全寮制の学校です。設備・環境も十分整っており、自分で個別テーマを設定し、生徒たちにプレゼンを実施するというコンピュータ技術とは関係のない活動を実施しました。そのような中で感じたこと、モチベーションの推移についてお話したいと思っています。
はるた
春田 かほる
ブラジル小学校教育サンパウロ市にある学園で小学生を中心に日本文化の紹介と国際理解教育を行いました。子ども達が楽しみながら学ぶことができるように考え、授業を工夫しました。また、音楽、図工等では日本の学校の学びを紹介しました。
にしむらせいしろう
西村 清志郎
カンボジア観光カンボジア観光用広報マーケティング部に派遣されました。対日本マーケットに対し、様々な広報活動を約25名のカンボジア人チームで行いました。現在はその実績から、カンボジア観光省にてアドバイザーとして所属し、継続して業務を行っています。
ささだみちこ
笹田 美知子
マレーシア教員文科省シニア派遣教員として、ジョホール日本人学校で実践したことを報告します。また、その中で交流した現地校の子供たちやインターナショナルスクールに通う日本人の様子も、日本人学校からの視点で考察しました。
いずみあさ
泉 安佐
ベトナム日本語教育ベトナムの大学で日本語教育に携わりました。活動2年目に入ろうとした頃、コロナ禍で急きょ帰国を余儀なくされ、約1年間、日本からリモート授業を続けました。不慣れなオンライン授業に戸惑いながらも、そこから得た貴重な経験をお話しできたらと思います。
みやもとあきお
宮本 晶夫
モンゴル、カンボジア下水道施設管理JICA海外協力隊としてモンゴルで2年及びカンボジアで2年、どちらも下水道施設の維持管理に関する活動報告です。活動を終え帰国してからは、派遣国等との交流や関係の継続についての活動をお話致します
講評/閉会挨拶 懇親会

発表者を囲んで記念撮影

終了後の懇親会

開催案内

帰国報告会の詳細はこちらの開催案内をご覧ください。
ダウンロードもできます。

帰国報告会開催案内

2024年度上期 JICA海外協力隊帰国報告会を開催しました

開催概要

日時:2024年6月15日(土)10:00~17:00
主催:NPO法人 シニアボランティア経験を活かす会
共催:JICA東京
会場:JICA東京4階/セミナールーム411+リモート参加(Zoom使用)
会費:無料(どなたでも自由に参加できます)

6月15日(土)に2024年上期 JICA海外協力隊 帰国報告会をJICA東京で開催しました。当日、好天に恵まれ会場のJICA東京には28名、リモートで全国/海外から60名、合わせて88名という多くの皆様に参加していただきました。今回は9名の皆様より素晴らしい発表があり、参加者や発表者からはたくさんの感謝や感動のコメントが寄せられました。以下にその一部を紹介します。

参加者からのコメント


◆分かりやすく聴きやすく、とても素晴らしい発表でした。現在のご活躍にもとても刺激を受け、またお会いできる日を夢見て、私も頑張りたいなぁと思った所存です。主催者の皆さま、企画、運営、そして貴重な機会をありがとうございました。
◆近くのマーシャル諸島での日本語教育に派遣予定でとても参考になりました。日本語及び日本文化に親しむことで日本を近い国と認識することを日本語学習者から他の生徒・家族・地域の方々に広げている活動を具体的の紹介いただいて、自分もやってみようと思います。文通についてはメールの方が簡単かと思いましたが、物としての手紙をやり取りすることが重要なことに気づかせていただきました。
◆自分は何を残したのか?それを今後も継続できる仕組みにしたのか?実際に今も続いていて有効なのか?が、あまり問われていないので、少し気が楽になりました。
◆ 現地での要請に、自分の専門外の風力と太陽光のハイブリッド方式の構築を依頼され、50人もの知人に協力依頼。その中で九州大学での風力発電に巡り合い、見事、要請に応えられたのは、素晴らしいの一言です。
◆学生が日本語を勉強しても、日本への留学や就職の可能性はほとんどない中で、いまや世界中で大人気のジブリ作品などのアニメを見せるという活動は素晴らしいと思いました。日本語を学んでよかった、あるいはこれからも学び続けたいというモチベーションになるかもしれません。日本の本国との文通を試行錯誤を経て現地日本人との文通に切り替えたのは、タイムリーな切り替えであったと思います。文通相手が同じ国内で生活していると思うとわくわく感が増すと思います。
◆障害児者支援  障害児に寄り添い、その子供への創意工夫された支援は立派でした。
◆5S活動は単なるお掃除運動と思われがちですが、現地の方々に価値を理解いただき、未整理・未登録だったコレクションの清流化が実現できたことはすばらしい成果であったと思います。館長にはしごをはずされた話は興味深かったです。何から何まで根回し稟議のやり方では活動も前には進まないと思いますし、たまには梯子を外されて「ありゃ」と思い楽しむのも良い経験かなと思いました。
◆カンボジアでの報告は、英語教師でありながら音楽活動ということで、異国語を使っての活動のご苦労を感じた。
しかし、現職派遣ということで、帰国後の復職した学校で将来ある生徒に対して長期にわたり、活動経験を伝授(夢を与えることが)できることはすばらしいことではないかと思った。
◆成長にあった支援が必要と考え、年長、年中、年少にクラス分けをしたとののことですが、これまでのやり方を変え実行するには、現地のパートナーとのコンセンサスが不可欠であり実行出来たことはすばらしいと思います。気軽に体罰を加える習慣に対しても、文化の違いで終わらせずはっきりノーを言えたことは素晴らしかったです。
◆JICAでの活動のエキスパートであるとともに問題解決の達人であると感じました。
パーティーにダンスにすっかり現地の楽しみに浸ることができたのも、素晴らしいコミュニケーション能力と語学の達人であったからだと思います。あせらず、あきらめず、あなどらず・・・ですね。
◆ 新卒内定取り消しから地元酒屋でのフォークリフト運転からJICAボランティアへ・・・ここまでも十分波乱の人生だったにもかかわらず、エコバックの商品化の課題に直面し、バナナ布ナプキンに飛び込み一時帰国のショック。任地でも波乱のボランティア生活でしたね。 多くの困難に直面されたからこそ、人にやさしく出来るのでしょうし、他人の痛みや状況を深く理解できる方に、より成長されたことと拝聞致します。
◆皆さんの熱意溢れるご報告が聞けて、応募の後押しとなりました。赴任後の生活や活動のイメージが明確になり、とても有り難く思いました。
◆皆様の大変なご努力で、素晴らしいチームワークで今回も和気あいあいの良い報告会でした。やはり、一人一人の海外での活動体験は宝物だと思います。多少のプレゼン力の上手下手はあっても、胸を撃たれます。やはり若い方々の報告はみずみずしく、聞いてていても頼もしく思われます。

発表者からのコメント


◆各発表者には、所定の時間を守ってもらうようきちんと指示され、円滑に進行できたと思います。私は、ズームでの報告が初めてであり、うろうろして全体の進行にご迷惑をおかけするのではと心配でしたが、リハーサルのリハーサルをしていただいたり、本番でも適正に誘導いただきありがとうございました。
◆午前・午後の部に分けて、1人30分(発表25分、質疑応答5分)の持ち時間での進行であったので、全体として比較的スムーズに実施できたと思う。発表者にも終盤に残りの制限時間の合図(タイムキーパー)があったので、なるべく時間内に終えるように話をまとめた。1人30分の時間割当は、ちょうど良いと感じた。
◆オンラインでの発表であったが、大きな通信上のトラブルなく、パワーポイントでの画像展開によって話を進められて良かった。通信担当のご尽力によるものと感謝している。
◆オンラインで発表する方にも「残り5分」など書かれた紙を見てもらい時間を意識してもらうとなおよかったように思います。発表者の方に「どなたのPCに紙が表示されるのでそちらで時間を意識しながら発表をお願いします」とするなど。
◆時間配分が発表25分、質疑応答が5分となっています。発表を15分、質疑応答を5分とされてはいかがでしょうか。発表時間25分は集中力を持って聞くには長く感じましたし、発表する方にとっても内容を絞り切れず総花的になってしまいました。印象に残るには15分でポイントをしぼった方が効果的だと感じました。
◆リハーサルが2時間ほどありましたが、自分の発表の直前のログインでもよい気がしました。または、自分の発表以外は画面オフでもよいと指示があると良いと思いました。
◆当日の時間の縛りが長く感じたので、発表ブロックの直前の休憩時間に来る、という形でもよいかと思いました。(準備の関係でより早めに来た方がよいのは分かります)
◆自身で測っていたストップウォッチと運営側のストップウォッチにズレがあったように感じました。お互い同じ時計を見ながらあと何分か確認できるとやりやすいかなと思いました。

発表者の皆様

宇佐美 恵さん
ケニア

西條 智香さん
ケニア

藤原 健一さん
コロンビア

越川 彩さん
ベトナム

上山 佳彦さん
ラオス

太田 智美さん
ルワンダ

宮本 晶夫さん
モンゴル/カンボジア

辻村 靖子さん
カンボジア

講評:JICA東京
      浅見課長

発表プログラム

発表者派遣国職種発表概要
10:00~17:00
開会挨拶
うさみめぐみ
宇佐美 恵
ケニア青少年活動軽犯罪を犯した子ども、元ストリートチルドレン、親の養育が十分ではない子どもたちが収容されているケニアにある更生学校で図工の授業を担当し、最終的には子どもたちの作品展を開催しました。
かいどうゆか
海藤 優花
トンガ日本語教育中高一貫校の学校で、高学年のクラスを担当し、2年目からは教員養成学校のクラスも追加で担当しました。進学や就職に関係のない日本語を学ぶ学生たちに、日本人と関わる機会をたくさん提供するよう努めました。
さいじょうともか
西條 智香
ケニア青少年活動2021年3月から2年間、ケニアの児童施設で活動をしました(対象:0歳〜就学前)。日本の児童一時保護施設と同じ機能をもちますが、そこで生活する子どもたちの背景は様々であり、保護する緊急度の日本との違いに驚きました。そして、幼児教育、情操教育の大切さも再認識しました。ケニアでの気付きについてお話しさせていただきます。
ふじわらけんいち
藤原 健一
コロンビア再生可能・省エネルギーコロンビアの教育機関で、太陽光と風力のハイブリッド方式発電のプロジェクトを支援しました。風力発電は日本の大学から情報を得て従来比2~3倍高効率のレンズ風車を試作しました。その他の活動や生活の様子も紹介します。
こしかわさい
越川 彩
ベトナム障害児者支援ベトナム中部の特別支援学校で現地教員向けの研修会を開いたり子どもたちへ授業を行ったりしていました。現地の特別支援教育の現状も交えながらお話しします。
うえやまよしひこ
上山 佳彦
ラオス学芸員ラオス国立博物館で学芸員として、収蔵品の整理や広報、来館者への解説などの支援をしました。ラオスの人たちとの触れ合い、歴史・文化・自然なども含めてシニア隊員の私が感じたエピソードを中心にお話します。
おおたともみ
太田 智美
ルワンダコミュニティ開発ルワンダの東部にあるンゴマ郡で、テーラーさん達と一緒にエコバッグ を制作、販売したり、近隣の学校の女生徒を対象に布ナプキンを寄付したり しました。
みやもとあきお
宮本 晶夫
モンゴル/
カンボジア
下水道施設管理ウランバートル市及びシェムリアップ市に整備されている下水道施設の維持管理について、処理水がきれいになっていない原因の調査や水質向上のための方策、施設の延命化等を助言しました。
つじむらやすこ
辻村 靖子
カンボジア青少年活動
(音楽教育)
現職教諭派遣として、カンボジアの小中学校で鍵盤ハーモニカを用いた音楽教育の普及活動を行いました。帰国後1年9ヶ月間、現地で生活・勤務した学びをどう現場で活かせているか、お話しします。
講評/閉会挨拶
懇親会

発表者を囲んで記念撮影

協力隊まつり

協力隊まつり2025が開催されました

4月19日、20日の2日間、協力隊まつり2025が開催されました。

両日とも、子ども連れの家族など多くの皆さんが訪れ、特に日曜日は大変な賑わいでした。
当会は両日JICA地球ひろばに出展し、これから海外協力隊を目指す方たちの熱心な質問に回答し、アドバイスをしていました。また「クイズに答えて外国のコインをゲット」は特に子供たちに大人気でした。

日時会場

JICA地球ひろば(市ヶ谷)およびオンライン(Zoom)

主催

協力隊まつり実行委員会

共催

独立行政法人国際協力機構(JICA)

後援

外務省 新宿区、新宿区教育委員会 青年海外協力協会、協力隊を育てる会、

海外協力隊を目指す若者の相談に回答しアドバイスをしています

海外協力隊を目指す若者の相談に回答しアドバイスをしています

4月19日(土)当会の対応スタッフ

クイズに答えて外国のコインをゲットは子供たちに大人気

海外協力隊に関心がある人たちの質問に回答

4月20日(日)当会の対応スタッフ

協力隊まつり2025
来場者数/出展団体数

協力隊まつり2024が開催されました

4月20日、21日の2日間、協力隊まつり2024が開催されました。

JICA地球ひろば(市ヶ谷)の来場者は昨年とほぼ同じでした。当会はJICA地球ひろばに出展し、JICA海外協力隊(シニアボランティア)の応募相談、一般向けの国際理解のクイズなどを行いました。

日時

2024年4月20日(土)、21日(日)   10:00~17:00

会場

JICA地球ひろば(市ヶ谷)およびオンライン(Zoom)

主催

協力隊まつり実行委員会

共催

独立行政法人国際協力機構(JICA)

後援

外務省 新宿区、新宿区教育委員会 青年海外協力協会、協力隊を育てる会、

協力隊まつり2024
来場者数/出展団体数/協力隊まつりHPアクセス数

協力隊の応募相談やクイズで交流(4月20日)

協力隊の応募相談(4月20日)

来場者とクイズで交流(4月21日)

来場者とクイズで交流(4月21日)